はじめての方に

料理代行マイスター協会のカリキュラム内容について

ごあいさつ

はじめまして、料理代行マイスター協会の代表理事 林と申します。
料理代行サービスの入門講座、実践講座をeラーニング配信するにあたり、そもそも料理代行サービスとは何かということから、どのようなニーズがあり、サービスを提供するにはどのようなノウハウやスキルが必要なのかなど、ごあいさつを兼ねてご案内していきたいと思います。

料理代行サービスとは

「料理代行」とは、その名の通り専任の調理スタッフがご自宅のキッチンを利用して自分の代わりに料理を作ってくれるサービスのこと。仕事が忙しく、料理を作る時間や余裕がない方、料理が苦手な方、共働きの夫婦、外食やコンビニの食事を避けたい方、大家族で日々の料理に苦労している方など、料理代行サービスは幅広い方におすすめのサービスです。
 
調理の時間は予め決まっており、その中で複数の料理を仕上げます。およその目安としては、3時間で10品~12品程度のメニューを作るのが基本です。
 
また献立・メニューの作成のほか、お買物代行(食材の購入代行)や作り置き(料理を作って冷蔵・冷凍して置いておくこと。シチューやカレー、ゆで野菜、煮物、炒め物などが多い。)、下ごしらえ(調理の前準備として食材にさまざまな加工を行うこと。)なども合わせて行う場合もあります。

料理代行サービスのニーズ

様々なシーンで活用することができると思いますが、例えば以下のようなケースでよく利用されています。
 
・週1~2回来てもらって、その日の夕食と作り置きを調理してもらう。
・朝に手が回らない子供のお弁当用の作り置きを調理してもらう。
・介護中の両親が食べやすい献立メニューと作り置きを調理してもらう。
・大家族なので下ごしらえだけでも重労働。下ごしらえの手伝いをしてもらう。
・来客時やホームパーティー用の料理、片付けを全て依頼する
 
厚生労働省が出している専業主婦の割合データによると、調査を開始した1980年は1114世帯で65%だった専業主婦が、35年後の2015年には687世帯にまで減少し、現在の日本における専業主婦の割合はわずか約35%なのだそうです。
 
このような背景もあり、自宅に訪問して希望の献立やレシピを作ってくれる料理代行サービスは、2025年問題など高齢化社会を迎える日本には待ったなしのサービスではないかと思います。

業界の現状

最近何かと話題のシェアリングエコノミーの中でも料理代行サービスはとても人気があり、様々な会社が出張調理や料理代行サービスに参入してきています。少し需要過多なためか、各社積極的に採用には力を入れているようで、求人誌などでも「料理代行サービス」の文字を見かけるケースが多くなってきました。
 
しかしながら、業界の現状はというと、調理免許を持っている人、衛生管理士の免許がある人、厨房での実務をしていた人などが中心に採用され、特別な研修をすることなく、その人自身が持つスキル頼みのサービスとなっている状況が見て取れます。
 
例えば面接は電話で行い、スマホアプリの応募フォームで本人確認用書類を提出するだけでウェブサイトにエントリーという採用がほとんど。採用した人に対して、プロフィール情報をよく見せるように指導したり、集客面では細かくフォローする一方で、肝心の調理のこと、訪問先キッチンの衛生管理のことなど、料理代行サービス自体のOJTや研修を実施している会社はほんの一握りというのが実情のようです。

料理代行サービスの特別なノウハウやスキルとは?

当たり前のことですが、訪問先のキッチン環境で調理するには、特別なノウハウやスキルを要します。
 
それは主に3つあり、1つ目は「不慣れな環境での調理に対応すること」です。このサービスはお客様のご自宅で行うため、普段とは勝手が違います。調理器具がどこにあるのか。各調理機器の使用方法はいかなるものなのかなど、自宅での調理では抱かないような疑問がたくさん発生するため、こういった不安事は訪問前に解消し、当日できるだけスムーズに作業を進める工夫が必要です。
 
2つ目は「お客様視点での献立メニュー作り」です。このサービスは対象者が事前に決まっているという特徴があります。そのため、使用する食材や味付けは、一般的な美味しさや自分にとって良いと思えるものを表現できるかではなく、お客様自身に美味しいと思っていただけるか、喜んでいただけるが大切です。このサービスではお客様のことを理解し、メニューに反映させる力が必要となるのです。
 
3つ目は「限られた時間内に複数種類の料理を仕上げること」です。この場で求められることとして「時短」というキーワードが挙げられますが、これは1品あたりの作業時間の短縮を行うことではありません。複数種全体の料理を仕上げる際に、いかに効率よく作業できるか、すなわち「全体最適」を考えて実行する力が必要とされます。
 
このような訪問先のキッチン環境で調理するスキルに着目して教えている料理教室や講座はあまりなく、参入している各社も教育プログラムを提供しているケースをあまり見かけません。
 
そのため現状では、調理スタッフ(料理代行サービスのサービス提供者)が、自らの経験値や独自にノウハウを見出して、試行錯誤しながらスキルを身に着けながら、なんとかこなしているというケースが大多数なのではないかと思われます。

料理代行マイスターのカリキュラム

そこで私達は、料理代行マイスター協会という一般社団法人を設立し、これから増えるであろう料理代行サービス・出張調理サービスの専門家を育成する専門カリキュラムについて、どのような知識、ノウハウ、スキルを必要とするのかを一つ一つ精査し、約1年かけてカリキュラム作りを検討してきました。
 
そうして作られたのが「料理代行マイスター実践講座」です。この講座ではご紹介した出張調理・料理代行の現場に求められる3つの特別なノウハウやスキルである、
 
1.不慣れな環境での調理に対応すること
2.お客様視点での献立メニュー作り
3.限られた時間内に複数種類の料理を仕上げること
 
に着目し、訪問先のキッチンで、お客様の希望する献立レシピを指定時間内で調理する食のプロを養成するための講座としてリリースしました。
 
料理代行マイスター実践講座を受講してもらうことで、料理代行サービス・出張調理サービスについての正しい知識、ノウハウやスキルが身につき、受講前とは比べ物にならないほど、スムーズにかつ迅速に、お客様満足度の高いレシピを調理することができるようになるはずです。
 
また料理代行マイスター協会の講座は、すべての講座がeラーニングです。自由な時間にスマホやiPadなどのモバイル端末やパソコンなどで、お好きな場所で自分のペースで学ぶことができます。またカリキュラム受講者には、資格認定試験を実施し、合格者には修了証明書を付与します。

私たちのミッション

業界的には家政婦サービスや介護などの分野で、料理代行サービスは古くからありましたが、シェアリングエコノミーの台頭によって、料理代行のサービスもマッチングサイトやマッチングアプリによってサービス提供されるようになり、そうしたサービスに登録することで、好きな時間に、自分の腕一本で働くことができる環境ができつつあります。
 
出張調理サービス、料理代行サービスは、まだ始まったばかりの新しい分野のサービスですので、いろいろなチャンスが眠っています。今後、自分のブログに予約ツールを導入して自ら予約を取る人も今後どんどん出てくるでしょうし、マッチングサイトやアプリへの登録者も今後どんどん増えていくはずです。
 
そうした状況にありながら、なかなか業界標準的なものがなく、サービス提供者が試行錯誤しながら、いろいろなことに一つ一つ対応せざるを得ない状況が続いているのではないかと思うので、例えば、協会特製の「料理代行ヒアリングシート」「訪問前チェックシート」 「調理レシピ食べ方説明シート」などを作り、これを活用してもらうことで、料理代行サービスの業務を円滑に進めていく手助けをしたり、こうしたツールや認定資格などを通じて、業界標準を形つくっていくがミッションではないかと考えています。
 
こうした活動を通じて、ある意味とてもアナログ的で、非効率的な中でお仕事をしている実情を打破し、安心・安全・高品質な出張調理・料理代行サービスの提供がスムーズに進むサポート役になりたいと思うのです。
 
料理代行マイスター協会は、まだ設立して間もない若い協会ですが、料理代行マイスター協会の講座を通じて、ノウハウやスキルを身に着け、腕一本で稼げるようになろうとしている食のプロや、新しいチャレンジをする方を応援していきます。そして安心・安全・高品質な出張調理・料理代行サービスのスキルを持つ人をより多く排出し、一般家庭が気軽に出張シェフサービス・料理代行サービスをアウトソース出来る世の中にする。これをミッションとして、協会運営を進めていこうと考えています。